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テキスト(キーワード)検索を始める前に、テキスト検索の特徴を説明します。
長所
1.とりあえず関係あるキーワードを入れると何らかの文献がヒットする。
これは特許の検索に慣れていない人にとってはありがたいですね。
正確に入力せずとも、関連する特許文献がいくつかは出てくると思います。
2.特許分類とキーワードを併用して検索ができる。
テキスト検索でも、特許分類による検索ができます。
したがって、特許分類とキーワードのAND検索なども可能なのです。
短所
1.テキストのみの検索では漏れ、ノイズが多い。
キーワードだけに頼ると、必要な文献がヒットしなかったり、不必要な文献がヒットしたりということが多くなりがちです。
これは、同義語などに注意すること(後で説明します。)、複数の切り口から検索することである程度は防止できます。
2.昭和46年以降の文献しか検索できない
これも後で詳しく説明します。
もっとも、特許の侵害を避けるという目的の検索であれば、出願日から20年という特許の存続期間からして、この期間の調査でも足ります。
3.図面をもとに検索できない。
特許分類では、図面に記載されている特許の特徴にも分類記号が付されますが、キーワード検索では図面の内容までは検索できません。
テキスト検索をされる場合、これらの特徴を念頭に検索されてください。
では、特許・実用新案テキスト検索の画面を出してみましょう。
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)を使用して特許をキーワード検索をするためには、
トップページhttps://www.j-platpat.inpit.go.jp/の、
特許・実用新案にマウスカーソルを合せて、下の図のプルダウンメニューを表示させます。
その中から「特許・実用新案検索」をクリックすると、https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0100に画面が変わり、下の図が表示されます。
ここで、画面上の「選択入力」のタブを選択します。
そして、画面やや左上「検索キーワード」の下にある枠のプルダウンメニューから検索したい項目を選択します。プルダウンメニューには「全文」「請求の範囲」「発明・考案のタイトル」等があります。主に使用するのはこの3つうちいずれかだと思います(詳しくは下で説明します)。
右枠に検索したいキーワードを入れます。最後に、下の「検索」をクリックすると、検索結果が出ます。
キーワード検索でできる項目はけっこうたくさんあります。
画面左側の「検索項目」のプルダウンメニューをクリックすると、「請求の範囲」「要約/抄録」「請求の範囲」「発明・考案の名称/タイトル」・・・と数多くの項目が並びます。
これらの中から任意の項目を選択し、その右にある「キーワード」に検索したいキーワードを入力します。
一番多く使用されるのは「要約」「請求の範囲」「全文」あたりかと思いますが、「出願人/権利者」「発明者」などもライバル企業の動向を探るために多く使用されていることと思います。
さらに、「IPC」「FI」「Fターム」などを選択して、特許分類による検索もできます。
また、これらの項目は同じ項目を複数選択して互いにAnd検索することもできます。
例えば、スプーンの柄に関する発明を検索したいとき、「検索項目選択」のプルダウンメニューから「請求の範囲」を2つ選択しておき上下に並べます、それぞれに「スプーン」「柄」と入力すれば、「スプーン」と「柄」のAND検索ができます。
特許をキーワードで検索するときに注意することがあります。
それは同義語、類義語、異表記に注意することです。
例えば、人間同士の文章のやりとりなら「コーヒーカップ」「コーヒーのコップ」「コーヒー茶碗」「珈琲カップ」とどれを記載しても通じます。
しかし、機械はこれらを全て別物と判断します。
したがって、同じ意味の言葉をできるだけ並べて、それをOR検索する必要があります。
このような同義語などの例を下に記載します。
・さじ、サジ、匙、スプーン
・モーター、モータ、電動機、電動器、モートル
・筒、ケーシング、ケイシング
・ラジオ、ラヂオ
・取り付け、取付、取付け、とり付け
例えば、スプーンの柄について検索したいとき、「さじ、サジ、匙、スプーン」のORと「取っ手、とっ手、持ち手、もち手、持手、柄」のORとをAND検索するという具合にします。
(例えばの話です。これできちんと検索できるかどうかは保証いたしかねます。)
また、これらの検索キーワードは部分一致で検索されます。
したがって、「取付」で検索すると、「取付」「取付け」の両方がヒットします。
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)は古い明治時代からの文献が蓄積されていると、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の概要で説明しました。
しかし、キーワードによる検索では主に昭和46年以降の文献しか検索することができません。
これは、特許庁への電子出願が平成5年以降から始まり、それ以前の文献は書面で提出されておりました。
2018年3月までは、平成5年以降の文献しかテキスト検索できなかったのですが、特許庁により昭和46年までの文献をOCRで読取る作業が行なわれました。
そして、2018年3月以降は、昭和46年までの文献をテキスト検索できるようになったのです。
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